皆様こんにちは。 立春を迎え、季節の上では新たな始まりとなりました。
街を歩くといくつかの玄関先に節分の豆まきの跡が。。まだまだ寒い日もございますが、
晴れやかな気持ちで春を迎えると思うと春に向かう楽しみも増えてまいりますね。
という訳で本日は、一葉の近隣に鎮座する浜離宮恩賜庭園をご案内いたします。
新橋銀座が近くにあるとは思えないほど、都会の喧騒からしばし離れ、心も体も落ち着くスポット。。
江戸時代に一瞬にタイムスリップしつつも、ビル群との対比に、夢かうつつか。。
パラレルワールドを感じます。。

ご存知の方も多いと思いますが、ここ一体は当時海が後退し、一部葦が生えて陸の部分もあったそ
うですが、日比谷入江と呼ばれ、日本橋から品川辺りまで大部分が海でした。
徳川家康公が江戸に幕府を開き、町の発展のため三代にわたり埋立地として設営され現在があります。
将軍家の鷹狩場であったこの場所に徳川家第3代将軍家光公の三男である松平綱重公(のちに海を埋め
立てて甲府浜屋敷と呼ばれる別邸を建てる許しを得たとのこと)が別邸として営み、作り上げら
れた美しい回遊式築山庭園です。
特徴的なことは海辺近くの庭園らしく、潮の干満により趣をかえる海水を引き入れた池があること。
訪れた時にはちょうど海水が引き入れられておりました。

その後も代々の将軍との関わりがある中で、多くの茶屋が建てられたそうですが、当時のものは全て
関東大震災と戦災で消失とのこと。 以前(お恥ずかしながら20年以上前。。)訪れた際の印象と
違い、海辺から鴨場まで随分と整備され復元されている場所も多く、茶屋の方も全てではないそうで
すが、現在は復元したものが立ち並び始め、当時の面影を見事に味わえます。
また、幕末には幕府海軍所施設として作られた「石室」(壁だけが凝灰岩の切石を積んで作られた
石造建築)を改修、明治期には「延遼館(えんりょうかん)」と命名され日本初の石造洋館建築が
誕生しました。その後ジョサイヤ・コンドルが内部装飾や家具の設計を行い改修、近代日本初の
迎賓施設は、明治天皇を迎え、海外の賓客を数多く迎えた歴史的な場所でもあるのです。
大手門入り口近くに延遼館(えんりょうかん)が建てられたことからでしょうか、趣を変え、
洋風なスタイルも兼ね備えた作りのお庭の真ん中には立派な竜舌蘭(アガベ)があります。
ついつい、「あ、テキーラの原料♪」と、違う意味で見惚れてしまいます。。

その先には梅園が。。先日訪れた際(大寒中旬頃)は、茶屋の近くの蝋梅の香りに誘われつつも、早咲
きの梅がいくつか咲いているぐらいでしたが、

今週は少しずつ暖かくなってきたからでしょうね。そこかしこに蕾が咲き始めて、良い香りがしており
ました。 ときがゆったりと流れて、鳥の声に癒されつつ、歩くと、梅の木にメジロが。。(写真は肝
心のタイミングを外してしまいございませんので、あしからず。。)

ザクザクと歩くと、カサカサと移動する物音が。。ここには沢山の生き物が過ごすことのできる
オアシスです。。。


とはいえまだまだ咲き始め、これから3月近くまで存分に梅を楽しめます。。
菜の花畑、桜の季節、青葉の季節、秋のコスモス。。なんといっても年中青空に映える美しい松。。
界隈に通われていらっしゃる皆様、そして自然に癒されたい!と思われる皆々様、
ぜひ浜離宮へお出かけください。。
駅へ向かう帰り道には、ちょうど一葉が。。。なんという偶然でございましょう!!
皆様の癒しの場となりますよう、日々精進してまいります。。
出展:パンフレット「浜離宮恩賜庭園」、website東京都公園協会「浜離宮恩賜庭園」
